福祉教育活動は、福祉の体験等を子どももおとなも一緒に行うことで、他者に共感できる「心」を育み、高めます。共に生活する文化づくりでもある「福祉のまちづくり」のエンジンとも言える活動です。
次の三つの視点を中心に、子どもを育み、自分を高め、地域を高め、生活の質を高める福祉教育活動に取り組んでいます。
「このように」接するべきであるとか、接してはいけないなど、社会やおとなの常識、価値を強制するのではなく、ありのままに接し、自分自身で感じることが大切です。
直接当事者に出会ったり、友達同士で話し合ったり、各種教材などを使いながら、一人ひとりの中に形成されている「先入観」を確認することが必要です。このことは、先入観を否定するということではなく、社会に対する自分の見方を明らかにする作業です。
自分自身の価値観を前提としてみると、結局は自分に都合のよい解釈となってしまいがちです。相手の考え方や行動の仕方には、その人なりの背景や理由があるのです。そのことを理解し、相手方の視点でものごとを考え、行動化していく必要があります。
「地域まるごと福祉教育」は、学校を含めた地域のさまざまな福祉資源をつなぐ共通の場(テーブル)をつくり、そこで住民のために、住民とともに、おとなも子どもも楽しめる福祉教育活動を総合的に企画し、組み立てていく活動です。広島県社会福祉協議会では、1997(平成9)年度から「地域まるごと福祉教育推進事業」に取り組んでいます。この事業は、長年にわたり学校(小・中・高)を単独指定して福祉教育を進めてきた福祉教育推進校での取り組みをさらに発展させたものです。
子どもをどう育てるか、子どもに何をさせるかということのみにスポットを当てた福祉教育活動ではありません。おとなも子どもも共に学びあい、自分の生まれ育った地域に根づいた「福祉のまちづくり」へとつなぎ、後の世代に伝えていく手法をその地域なりに創り出していくことがこの事業のめざすものです。
今では、広島県内の多くの地域に取り組みが広がり、その地域の特色を活かした福祉教育活動が成果をあげてきています。
広島県社会福祉協議会広報紙「福祉ひろしま」では、実際に取り組まれている地域での活動の様子を掲載し紹介しています。
広島県における日頃の福祉教育活動の取り組みから生まれた実践的な冊子です。地域の特性をネタにした6つの活動事例や困った時のQ&A、企画からふりかえりまでのフロー図なども盛り込んでいます。福祉教育が学校だけではなく、家族や地域のさまざまな人たちと一緒に取り組みたい、そんな人にこそおすすめしたい「ネタ本」です。
| 出版年月 | 2004年3月 初版第1刷 2005年3月 追補版第1刷 |
|---|---|
| 規格 | A4版 106ページ |
| 編集・発行 | 社会福祉法人 広島県社会福祉協議会 |
| 頒価 | 800円(税込み) |
| 住所 | 〒732-0816 広島市南区比治山本町12-2 県社会福祉会館内 |
|---|---|
| 電話 | 082-254-3414 |
| ファックス | 082-256-2228 |