シニア世代が、これからやがてやってくる新しいステージのために、地域で自分なりの暮らしがいをみつけられるよう、自分発見と地域デビューを応援するプロジェクトです。シニア世代による、地域づくりを創造する取り組みを「プラチナ・ストーリー」と呼んでいます。


「退職後はしばらくゆっくりしたい」が口癖だった佐々木さんは、「そんなにだらだらしてたらからだがなまっちゃうわよ」と奥様に言われ、しぶしぶワークショップに参加したのだそうです。そこで佐々木さんが見たものは、同じ年代の人たちがいきいきとしている姿そのものでした。
地域の課題について、自分の意見を発言したり、人の意見をきいて学んだり。そうしながら新しい活動を企画して自分の持っている能力をフルに活用している様子をみて、くすぶっていたなにかに火がつきました。
ワークショップのなかで地域の課題と自分の持つ力をつなぎ、メンバーの知恵を加えるとなんとなくおもしろい活動ができそうでした。佐々木さんはさっそくそれにとりかかりました。
会社人間だった佐々木さんにとって地域はあらたなテーマ。今では奥様も一緒にボランティア活動に参加し、同じ定年退職者を誘う立場になっているのだそうです。
ミュージシャン!とはいえ、下手の横好きと自称し、趣味に没頭できると定年を楽しみにしていたのだそうです。社協の職員に誘われてこのプラチナ・ストーリーに受講したのがきっかけで、ギターだけでなく今までの人生で学んだことを人に伝える機会がたくさんできました。
現役時代は、こつこつと機械いじりだけできたので人との会話に自信がないのだといいながら、実は人生に大きな転換期をいくつものりこえてきた波乱万丈があったのだそうです。そのときに、自分の羅針盤になってくれたのが人生の先輩諸氏であったとのこと。高橋さんは、これからの大変な時代に生きる次世代の人たちにとって、少しでも役に立てる先輩になりたいと思うのだとマイクを握っておられました。
実は、ギター演奏をと請われて行ったボランティア先でインタビューを受けたときに、人の役に立てる新たな自分のチカラに気づいたのだそうです。「いいきっかけをいただきました」とほほをほころばせた高橋さん。これからも羅針盤としてがんばってほしいと思います。
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