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地域とのつながりづくりのお手伝い ~ 三次市地域支え合いセンター ~

 

7月12日
「地域とのつながりづくりのお手伝い ~ 三次市地域支え合いセンター ~」

 三次市地域支え合いセンターに,昨年の豪雨で被災した原井さん(83歳)から相談がありました。当時冠水した家の前の側溝にたまっている泥が気になっているとのこと。原井さんは体調が思わしくなく,自身で泥の掻き出しをするのは難しい。でも,このまま雨水が流れなければ,また浸水被害に遭うかもしれないと,不安は募るばかりでした。相談を受けた生活支援相談員の梶原さんは,原井さん宅の近くの三次青陵高にボランティア活動をお願いしました。学校の特別活動で地域の清掃をしていたこともあり,3年生8人が,汗をぬぐいながら1時間足らずで泥をきれいに片付けてくれました。

 地域支え合いセンターでは,被災された世帯を一軒ずつ訪問し,生活の様子や困りごとが生じていないかなどを確認しています。原井さんが高齢でひとり暮らしだったことから,梅雨前に念のため訪問した際に,相談を受けることができました。センターのアウトリーチ(対象者のもとに出向いて支援すること)によるニーズ把握の賜物です。
 また,センターでは,被災者と地域をつなぐ“コミュニティづくり支援”もすすめています。梶原さんは,原井さん宅の泥の撤去を誰にお願いするか―民生委員,シルバー人材センター,企業…と思案しました。「できれば若い力(ちから)=子どもたちに,被災者や地域のことを知ってもらい,つながってもらいたいと思ったんです」。そして,原井さん宅の近くに高校があったことを思い出し,飛び込みで依頼に行きました。
 そして当日,活動を終えた高校生たちに,安心を取り戻せた原井さんは「ほんまにありがとうね。よかったらまた下校途中に,お茶でも飲みに寄ってえね。わたしは,あなたたちが登校するのを見よおくね。いいご縁ができてうれしいわ」と,一層のほほえみ顔。小さなつながりがひとつ,紡がれました。

 「1年経った今も,もしくは1年経った今だからこそ,被災者は困りごとを抱え,我慢したり,どうしたらいいかわからずにいたりします。そんな困りごとが埋もれてしまうことがないよう,被災者の今の暮らしや思いに寄り添っていきたい」と三次市センター。地域支え合いセンターは,地域で暮らす被災者を支援の中心に据え,地域とのつながりづくり,支え合いの地域づくりをすすめます。

 

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