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小地域の「生活支援活動」づくり ~三原市社会福祉協議会~

 三原市久井町吉田地域では、平成28年3月に「三原市中山間地域活性化基本方針」に基づく、「地域計画」の策定を行いました。住民同士で「自分たちの地区のことは自分たち自らで考え、一人ひとりがそれぞれの立場で協力して地区の活性化に取り組むことが一段と重要になる」と考え、高齢者の日常生活を支援する活動づくりを計画に位置づけました。

 併せて三原市社協久井地域センターは、平成29年度から小地域ささえあいネット活動推進事業により吉田地域の支援を行っています。

 市の中山間地域活性化事業の吉田地域の実行委員(町内会長、民生委員、農業法人代表等)と専門部会(ケアマネジャー、看護師、保育士、栄養士、行政、教員等を務めていた地元住民の集まり)、吉田地域支援員で「お助け隊検討委員会」を発足し、検討を重ね、平成30年1月に有償の支え合い活動「吉田おたすけ隊」を立ちあげました。

 活動内容(草取り、ゴミの分別、話し相手等)、利用時間(15分~60分)、利用料(100~300円)等を定め、困りごと(活動依頼)は、月・水・金曜日に吉田地域支援員が電話等で受付けます。金曜日は地域で常設サロンの開設日であるため、公民館で受付け、活動を調整しています。また、対応について悩む場合は「検討委員会」で協議し、おたすけ隊での活動が難しい場合は専門機関等へつなぐ仕組みをつくりました。

 担当社協ワーカーの石田福祉活動専門員は「吉田地区は、従来よりサロン活動・見守り活動に積極的に取り組まれている、お互いさまの関係づくりがすすんでいる地域です。支援する側・される側という関係を超え、自分たちでできること、できる範囲の『支え合い』の考え方が浸透しています。その関係性で、おたすけ隊の仕組みができる前から、お互いさまの支援はしていました。『お助け隊の仕組み』とこれまでの『互助の支え合い』をうまく調整をしながら、地域住民が安心して暮らせる吉田地区となるよう、応援をしていきたい」と話します。また、吉田地域の取り組みを知った久井町内の他地域から社協に問い合わせが何件も入っており、これを機にさらに地域の生活支援活動の体制を展開できるように考えています。今年度は、石田専門員が担当する市社協主催の「見守りフォーラム」で、吉田地区のサロン・見守りを起点とした支え合いの活動を事例として地域住民に伝え、市域に活動を拡げることを目標に、日々の支援をすすめています。

 

問合せ先:三原市社協 久井地域センター TEL(0847)32-7101

 

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