先輩職員の声 File01 <社会福祉研修センター主事>
社会福祉研修センターの業務内容
➢福祉・介護人材の質や福祉施設・事業所の組織力向上のための支援
・社会福祉従事者のための研修の企画・実施
・介護支援専門員実務研修受講試験の実施
・介護支援専門員研修(試験合格者に対する実務研修、実務未経験者対象の更新研修・再研修)の実施
・福祉サービス第三者評価の実施 等
常に相手の立場で考え行動できる職員をめざして
所属・職名・取得資格
社会福祉研修センター 主事
社会福祉士
配属歴
平成31年4月 | 入職(主事採用) |
平成31年4月~令和4年3月 | 福祉人材課 (主な業務内容) ・福祉の求人求職相談、福祉の就職フェアや介護の日イベントの企画運営 等 |
令和4年4月~現在 | 現職 |
現在の仕事内容
介護支援専門員(ケアマネジャー)の試験合格者を対象とした実務研修と、資格取得後、実務未経験の介護支援専門員を対象とした更新(再)研修を担当しています。これらのケアマネジャー研修は、国の示す実施要領に基づいて実施するもので、本県における研修カリキュラムを作成し、実施体制・実施方法を整え、適切な研修運営に取り組んでいます。
実務研修は、2~7月にかけて、300人程度の受講者に87時間の研修カリキュラム(動画視聴と併用し、6日間の集合研修を6コースに分けて実施、現場実習あり)を、また、更新・再研修は、9~11月にかけて、400人程度の受講者に54時間の研修カリキュラム(動画視聴と併用し、3日間の集合研修を7コースに分けて実施)を受講していただいており、年間を通じて、ケアマネジャー研修の業務に携わっています。
具体的な業務内容としては、研修日程の調整(会場の確保、講師調整等)から、開催要綱の作成、募集案内、受講申込受付・決定通知発送、講師との打合せ、研修テキスト・資料の発注、研修日前日には会場設営・準備、研修当日の司会進行や運営、研修修了者に対する修了証書の発行まで一連の業務全般を担当しています。
その他、ケアマネジャー研修以外にも、県内の市町社協や福祉施設・事業所の役職員を対象とした社会福祉従事者研修(3研修)の企画運営を担当しています。
ある一日のスケジュール
時間 | 主な仕事内容 |
8:30 | 始業 朝礼、メールチェック等 |
9:00 | 研修の企画(受講者からの電話対応等しながら) |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 講師等関係者との連絡調整、受講者への資料等発送作業 |
16:00 | 課内ミーティング(研修企画の相談・協議)等 |
17:00 | 企画内容の修正、翌日にする業務の整理 等 |
17:30 | 終業(退局) |
職場の雰囲気
センターのメンバーそれぞれに担当の研修や事業があります。課内ミーティングで協議したり、自分の担当でなくても、受講者への発送作業や、当日の受付・運営など、声をかけ合い助け合いながら業務を進めていますので、雰囲気のよい職場だと思います。
研修の企画や運営の進め方などで悩んだときに、「相談したいです」と上司に声をかけると、すぐに時間をとって応じてくださるので、とても相談しやすいです。
県社協に就職した理由・きっかけ
異業種からの転職で、前職を2年経験後、専門学校の社会福祉士コース(通学1年)を経て、県社協に入職しました。
前職は一般企業(金融系)の営業職で、ある団地を担当していました。その団地には、高齢者のお客様が9割を占め、80代後半の独居の高齢者や老々介護、引きこもりのお子さんがいる家庭などが多く、日本が直面している課題を目の当たりにしました。そういった家庭に直面した同時期に、店舗の窓口に社会福祉士の資格を持った市町社協の職員がかけはし利用者の方と一緒に来店されたことがありました。その際、名刺交換させていただいて、こういう福祉の仕事や資格があるのだと知り、福祉関係の仕事に進もうと思ったのがきっかけです。
福祉分野の仕事も幅広いですが、市町社協、県社協に関わらず「社協」に入りたいと思っていました。県社協は現場の第一線ではなく中間支援組織ですが、広い意味で、地域で生活する人を支援したいとの思いから、市町社協や施設等ではなく、県社協に入職を決めました。
現在の仕事でうれしかったこと・頑張ったこと
コロナの影響もあって、ケアマネジャー研修の一部カリキュラムがオンライン化したのですが、受講者の中には、ご年配の方も少なくなく、パソコンに不慣れな人もいます。動画視聴やZoomでのオンライン研修の操作方法などの問合せも多く、電話で丁寧に説明したり、ときには、会館にお越しいただいて、一緒にパソコンを操作しながら説明したときに、「ありがとう」と感謝されたときはうれしかったです。
また、介護支援専門員の試験合格者を対象とした実務研修は、動画視聴や集合研修6日間の他、課題提出や現場実習などもあり、約半年間という長い期間をかけて、全カリキュラムを修了しなければいけません。この長い研修の最終日に、修了証書を渡したときの受講者の解放感や安堵などの笑顔を見た瞬間もうれしいです。
仕事をするときに心がけていること・大事にしていること
受講者や講師からの問合せなどがあったとき、相手をあまり待たせることがないように、レスポンス(反応)を早くするように心がけています。その場ですぐに回答できないことも、課内で確認してから、なるべく早めに返事をするようにしています。
また、受講者が研修に集中できるよう、そして、講師が円滑に講義や演習を進めることができるよう、資料の印刷状態や綴じ方、会場レイアウト、プロジェクターやマイク等備品、演習物品等の準備など、1回1回の研修のより良い環境づくりに努めています。
終業後や休日の過ごし方
現在は子育てのため、終業後は、すぐに家に帰るようにしています。家に帰ってからは、子どもと一緒にお風呂に入って、ごはんを食べて、子どもを寝かしつけたら、自分もすぐに寝るようにしています。
休日は、家族とゆっくり過ごすことが多いです。最近はあまり外に出かけることも少ないですが、たまには、気分転換に一人で出かけたり、時にはライブに行ったりすることもあります。
志望される皆さんへメッセージ
入職当初から、局内の職員研修はありましたが、昨年度(令和4年度)に職員育成方針が示され、目標管理・スキルマップシートに基づく自己評価と定期的な面談の導入や、職員のスキルアップを支援する研修体系とメニューの拡充など職員育成のしくみが整えられました。
自分自身もOJT(日常の担当業務の指導・支援)を通じて、成長させていただいているという実感がありますし、また、業務以外での職員研修については、令和5年度から、局内研修だけでなく、局外派遣研修を計画的に活用するしくみが整い、早速、局外派遣研修を希望し、受講させていただくことになりました。
局外派遣研修は、異業種など外部の人との意見交換ができ、こういったスキルアップの機会があるのはとてもうれしいです。3年に1回というルールがありますが、受講者枠に空きがあれば、来年度も積極的に活用させていただきたいと思っています。
職員同士、協力し合って業務を進め、スキルアップできる職場です。一緒に働きましょう。
お問合せ先
総務企画課
所在地:〒732-0816 広島市南区比治山本町12-2 県社会福祉会館1階
電話:082-254-3411
ファクス:082-252-2133
受付時間:平日8時30分~17時30分
※土日祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は、お問合せフォームで受け付けます。
(返信には数日程度かかります)