先輩職員の声 File03 <地域福祉課主任>
地域福祉課の業務内容
➢市町社協の総合相談支援体制・組織力強化
➢住民・専門職等の地域福祉人材の養成・活動支援
➢災害時の生活復旧・復興支援体制の強化
・市町社会福祉協議会の地域福祉活動、事業の組織化のための援助
・地域福祉活動・ボランティア活動に関する広報啓発や養成研修の企画・実施
・広島県被災者生活サポートボラネット推進体制づくり(被災地支援のためのネットワーク)
・広島県民生委員児童委員協議会の事務局運営 等
多様な関係者との「協議」を大切に 豊かなつながりをつくりたい
所属・職名・取得資格
地域福祉課 主任
社会福祉士
配属歴
平成27年10月 | 入職(主事採用) |
平成27年10月~平成30年3月 | 生活支援課 (主な業務内容) ・低所得世帯等のための生活福祉資金貸付、介護福祉士等修学資金貸付 |
平成30年4月 | 昇任(主任) |
平成30年4月~現在 | 現職 |
現在の仕事内容
困りごとを抱えた人も含め、誰もが地域の中で孤立することなく、安心して暮らせる福祉のまちづくりのためには、人と人とのつながりが途切れないような支援が大事だと思います。
身近な地域での住民同士の支え合い活動による支援や、福祉専門職や関係機関による支援、また、これら地域住民同士の支え合いと福祉専門職による連携・協働した支援活動・ネットワークづくりに、市町社協とともに考え取り組んでいます。
ですので、県内市町社協へ出かけていく機会が多いです。課全体では、大体、月に17~18回、私自身は週1ペースで月5~6回程度です。
市町社協への訪問支援・協議では、それぞれの地域の状況を把握し、実情に応じた取り組みをともに考えていきます。例えば、地域懇談会など地域住民や地域活動リーダー、社会福祉専門職などとともに地域課題を考える協議の場に、市町社協の職員と一緒に参加したりしています。参加前には、市町社協と支援の見立てについて話し合い、参加後は、地域活動リーダーとふりかえりも含め、つながり・関係づくりのため、協議の場を持つようにしています。
また、それぞれの地域において、市町社協が中心となり、地域住民や地域福祉活動者、福祉施設・事業所(専門職)等とともに相互に協力し合って策定する地域福祉活動計画(ビジョンづくり・アクションプラン)にも関わっています。
その他、その時々の状況に応じたテーマにより、県内市町社協職員向けの研修や、地域活動リーダーの養成などにも取り組んでいます。
ある一日のスケジュール
時間 | 主な仕事内容 |
8:30 | 始業 課内での朝礼後、出張 |
8:40 | 移動(公用車) |
10:00 | B町社協へ訪問協議(午後からの地域懇談会の事前打合せ) |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 地域懇談会への参加 |
15:00 | 活動リーダーと地域懇談会の振り返り・協議 |
16:00 | 移動(公用車) |
17:30 | 帰所・終業(退局) |
職場の雰囲気
予め時間を決めた改まった会議だけでなく、普段から、ちょっと相談したいなと思ったときなど、その場ですぐに課のメンバーに声をかけて、ちょっとした打合せや相談がしやすい雰囲気があります。メンバー同士、意見を言いやすく、こまめに話し合いを重ね、協力し合って業務を進めることができています。
県社協に就職した理由・きっかけ
大学生のとき、京都府内にある市社協へ実習に行った際のことです。
そこでは、障がいのある子どもの家族会の話し合いの場に参加して、放課後や長期休暇の居場所づくりについて一緒に考えました。また、外出途中でトイレに行きたくなったときに、トイレがどこにあるかが分かるとよいという声に応えるため、市内の企業等の協力を得て、自転車で企業を一つ一つ訪問し見学して、トイレマップの作成に取り組みました。
ニーズに応じて協議しながら必要な支援を柔軟にコーディネートできるのが、社協の仕事の魅力だと感じました。
こういった取り組みを進める市町社協や関係団体と話し合いながら、県域の支援の輪を広げていきたいと思いました。
現在の仕事でうれしかったこと・頑張ったこと
地域福祉の取組みは、なかなかすぐに成果が見えにくいですが、県内市町へ訪問協議に行った際、日々頑張っておられる市町社協の職員や地域の活動者の方から、話し合いを通じて、「支援するときの大事なポイントや考え方が整理できてよかった」「これで見通しをもって、明日から頑張ることができる」と言われたときは、とてもうれしいです。
また、話し合いの中で、活動者や企業などを含めた関係者がつながって、さまざまなアイデアが生まれたり、新しい活動の展開につながったり、そういう場づくりができたときも仕事のやりがいを感じます。
仕事をするときに心がけていること・大事にしていること
社会福祉協議会の名前にあるように、多様な関係者との「協議」を大事にしたいです。
社協の仕事は「地域の豊かな関係性の援助」と言われることがあります。
それを支える市町社協や関係団体の主体性や声を大事にしながら、話し合うということを大切にしていくことを心がけています。
「協議」会としての機能(多様な関係者との協議の場・ネットワークづくり・コーディネート力)を強くしていきたいと思います。
終業後や休日の過ごし方
大体が子どもと遊んで過ごすことが多いのですが、最近、釣りを始めました!
週末の夜中に、職場の同僚や市町社協の人に教わりながら、楽しんでいます。
釣れずに終わる時もありますが、釣れたときは、家に帰って、YouTubeを見ながら、自分でさばいて家族にふるまえたときは大満足です。こういった時間もリフレッシュできていいなと思います。
志望される皆さんへメッセージ
いろいろな福祉的な課題がありますが、これらを関係者と話し合いながら柔軟に対応策を考えて取り組んでいくことが社協の仕事の醍醐味です。
また、県内の市町社協はもちろん、全国にも社協のネットワークがあり、多様な関係者とのつながりながら、仕事に取り組むことができます。人と人とのつながりを活かした仕事をしたい人、私たちと一緒に働きましょう!
お問合せ先
総務企画課
所在地:〒732-0816 広島市南区比治山本町12-2 県社会福祉会館1階
電話:082-254-3411
ファクス:082-252-2133
受付時間:平日8時30分~17時30分
※土日祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は、お問合せフォームで受け付けます。
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