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「ベイシティグリーンロード」~地域で暮らすひらかれた社会福祉法人の取り組み~

 平成21年5月、中広宇品線の道路整備に伴い、周辺歩道の幅は広くなり、その歩道には植樹枡が作られることになりました。そこで、「歩道を花でいっぱいにしよう」という(社福)広島県肢体障害者連合会 セルプ宇品の呼びかけがきっかけとなり、平成22年1月、宇品東連合町内会とセルプ宇品が中心となって、県立広島大学前交差点南側から宇品インターチェンジ入口交差点北側まで約2.6㎞の東西の歩道の清掃と植樹枡にガザニアンの植花を行うボランティア団体が設立されました。

 この団体は「ベイシティグリーンロード」と称され、発足式及び第1回の活動時には、80人をこえる地域住民の参加となりました。

 しかし、当初の想定とは異なり、植樹枡内の欅の木は道路工事で出たガラで埋まった状態であり、花が育つような環境ではなかったため、はじめての作業では、土の入れ替えなどを行うことからのスタートとなり、植花を行いましたが、場所によって全く花が咲いていない植樹枡があり町内会では、専門家へ度々相談を行い、肥料などの試行を重ねています。また、施設職員は、固くなった土の掘り起こしを行うなど、この活動を円滑に続けていくために、町内会と施設がそれぞれ尽力されているからこそ、地域住民の継続した参加があり、現在も年3回の定期的な花の補植と清掃活動等が続けられ、来年10年目を迎えます。

 ベイシティグリーンロードの取り組みは、歩道に花や緑が増えるだけでなく、現在では地元の中学生や企業の方々の参加も増えたことで、参加者100人をこすこともあり、地域のつながりを広め・深める活動となっています。

 

障害者支援施設セルプ宇品 施設長小谷貴弘さんにお聞きしました

【質問】「ベイシティグリーンロード」の取り組みについて、どのように感じていますか?

 この活動を続けてきたことで、地域と施設の距離が自然に縮まったと感じています。活動で出会った地域の皆さんから、声をかけていただくことが徐々に増え、施設のお祭りへも沢山来場していただいたり、協賛いただいたりしていますし、作業種目である印刷の依頼にも気軽に来ていただけるようになったように思います。地域の子どもさん達が将来宇品の地を離れられても、歩道に咲く黄色い花を思い出したり、帰省時に花の咲く歩道を歩いて「ほっ」とした気持ちになってもらえればいいなと思っています。

【質問】 地域や宇品東連合町内会に対して、感じていることはありますか?

 この地域は、美化意識の高い地域であるとともに防災意識も高く、防災マップ作りなども独自で行われていて、すごいなと思います。地域の防災訓練にも施設で参加していますが、当たり前に町内会の方が車いすの方の補助をしに来てくださるなど、地域全体で災害時避難が難しい方たちをカバーしようとしてくださっていることが、とてもありがたいと感じています。我々も町内のお役に少しでも立てればと、「こども110番の家」や車いすの貸出し等行っております。

宇品東連合町内会会長 佐藤 勝美さんにお聞きしました!

【質問】「ベイシティグリーンロード」の取り組みについて、どのように感じていますか?

 「自分たちが暮らす地域をきれいにしたい」という気持ちで、これまでやってきました。土等の影響でなかなか花が咲かない等の難しさも乗り越え、来年10年目を迎えます。これからも地域で暮らすみんなでいっしょにやっていきたい取り組みだと思っています。

【質問】 地域にある社会福祉施設に対して、どのように感じていますか?

 この地域は、大雨等による浸水や 南海トラフによる津波・高潮の災害が想定されています。災害時には、逃げることが難しい方たちを補助できるように訓練時にもそのようなことを想定して訓練を行っています。ベイシティグリーンロードで取組んできたことで顔の見える関係ができており、災害時に向けた活動に生かされているのではないかと思います。

※宇品東連合町内会(宇品東小学校区内17町内会連合体)

  • 「当初の植樹枡」 道路工事のガラで欅の木が埋まった状態でした

  • 「現在の歩道の様子」 植樹枡は、緑でいっぱいになっています。

  • 「活動風景」ベイシティグリーンロードに取り組むみなさんの様子

  • 「お揃いのジャンパー」参加者の皆さんが着用して作業を行っています

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